和紅茶とは、日本国内で生産された茶葉で作った紅茶、いわゆる国産紅茶のことを言います。
他にも、地紅茶やクラフト紅茶と呼ばれることもあります。
和紅茶というワードは、ここ最近聞くようになり、最近できたものと思われている方も少なくはないのではないでしょうか。
しかし、歴史を遡れば、明治初期(1870年代)から日本で紅茶の生産は行われてきました。
緑茶のイメージが強い日本ですが、昔から和紅茶は存在したのです。
1870年代から海外への輸出を中心に発展し続けた日本の紅茶産業ですが、
1971年の紅茶輸入自由化など時代の流れに伴い、国内の紅茶生産がほぼ壊滅的に、和紅茶が日本の流通市場で見る機会もほぼなくなってしまいました。
では、なぜ?今になり和紅茶がブームなのか、
それは紅茶産業が衰退してしまった後にも、美味しい日本の紅茶をと、日本独自の品種改良や研究を続けられ、
和紅茶の絶やすことなく存在させ、そして進化させ続けられてきた背景があり、今のブームに繋がっています。
紅々葉は、この和紅茶の歴史や文化を守り、魅力をより多くの人に伝えていきます。
和紅茶の中でも、当店の人気商品「城陽」の製造過程をご紹介いたします。
①生葉を20~25時間かけて萎凋(いちょう)。
②萎凋した葉に揉捻(じゅうねん)機 で圧力をかけ、酸化発酵を促進。(揉捻発酵時間は約70~90分)
③湿度90%の発酵機で2~3時間放置。気温や葉の厚みにより発酵時間を調整。
④60度の室温で1~1時間半乾燥。その後、90度以上の室温で1時間ほど乾燥して放熱。電気的感応(磁器)で余計な茎や茶くずの粉を取り除く。